行田店のブログ

86BRZレース

2021.11.29

86BRZレース 最終戦 富士スピードウェイ 決勝編

 お待たせしました続きまして決勝編でありますdash

予選結果は

54号車日比野さん 23番手

53号車沼尻 27番手

175号車 吉田社長 34番手からのスタートでありますhappy02

勢い余って飛び出たので押し戻される沼尻。

バックギアは禁止なので廣田ギアを使用。

sign01見た事ある人がいるsign01

関係各所全員集合状態shine(笑)お客様(エース笠原)がトルクチェックするというなんともレアな状況。

AE86 N1で3年間勝負してもらった廣田選手も応援(見物)に駆けつけてもらえましたsign01

トップまでは遠いけど日比野さんまでは3台なので射程圏内。

前夜に

トッチー「翼ちゃんの明日の予定は?」

沼尻「とりあえず1周目で日比野さん抜いてそのまま逃げますshine

日比野さん「いいねーsign01かかって来いよsign01(笑)」

そんなわけで打ち合わせも完璧。

でもYMSカラー同士のクラッシュはさすがに避けなければ・・・(笑)

フォーメーションラップをこなします。

沼尻はフォーメーションラップでは極端にタイヤを発熱させません。

もちろんドライバーとタイヤによって好みは分かれる所・・・

 

最後の86BRZレースがスタートsign03

日比野さんはミスなくスタートを決めるsign01

沼尻は少し回転が犠牲になった感触があったので本能的にクラッチを蹴るsign03・・・・すると結果的に好スタートnote(笑)

日比野さんは1コーナーはアウト側からでAコーナー狙いかな?

沼尻はスタートで前の車両に並んでいたのでほぼ真ん中のラインで内側の車両を抑えて同じくAコーナー勝負sign01

日比野さんはAコーナーで前の車両のイン側を死守flairだがしかしdog外側の車両もインに寄せてくるので行き場がなくなってショートカット防止のゴム製ポールを轢くsign03(笑)

前夜に言われていた

トッチー「てっちゃん、出来れば車ぶつけないでねsun

トッチーのお願いが日比野さんの頭をよぎるsign03

通常、Aコーナーは単独だと4速進入でありますが2台並んでいるので3速に落として進入。

予定どうり2台オーバーテイクに成功・・・したでありますがアクセルONと同時に盛大にリアがスライドimpact(笑)

 

100Rでいよいよ日比野さんの後ろについた

やっぱりごちゃごちゃしているヘアピンに進入sign01

前では〇橋レーシングばりの片輪走行してるマシンもspa

ここから今回の唯一の盛り上がりであります。

ヘアピンのごちゃごちゃで集団のスピードが落ちる・・・

日比野さんは寄せてきたマシンを大きく避けるsign01

そのスピードが落ちた集団にスピードに乗った沼尻が突撃sign03

日比野さん抜いたsign01このまま行けば前夜の予定どうりsign03と、思ってたのもつかの間、左からゴンsign03・・・・・crying

直進していただけなのに左側からぶつけられたimpact

沼尻「もう引かねーぞ」

初めて「スイッチ」が入ったと自覚しました。

毎回恒例の事故多発コーナー、1周目の「ダンロップコーナー」へなんと4ワイドの2列(4台横並び状態の前後2列)の真ん中でコーナーに180キロで突っ込むsign03

ブレーキ勝負sign03sign03・・・・・・・行けたsign01と思った瞬間、前の車にミサイル状態で突撃していく後方からのマシンがsign01sign01

沼尻の前のマシンを2台吹っ飛ばし、吹っ飛ばされたマシンが沼尻にピンボール状態で飛んでくる。

よけきれずに左前がヒットimpact

避けるとさらにその前でスピンが一台impact

さらに避けて何とか流れに乗る・・・

 

1台分後ろを走っていた日比野さんはとっさの判断でグラベルをショートカット走行sign03事なきを得ると同時に沼尻の前に舞い戻ってくるという荒業を披露happy02

 

やっとの思いでたどり着いたホームストレート。

もう一度日比野さんにアタックしようとアクセル全開sign01・・・・・あれ?ストレート遅くない?

日比野さんどころか後ろが徐々に迫ってくる・・・もしかして結構フロント壊れてる?

自分では確認のしようがないため黒旗が出ない事を祈る・・・

でも気のせいかな?ボンネットちょっと上がってない?

 

日比野さんは順調に前のマシンに追いつき順位を上げようと抜きにかかる。

沼尻はなぜかストレートスピードが伸びずにひたすら後ろを抑える展開。

こう着状態のまま残り1周sign01

ここで日比野さんに悲劇がcrying

なぜか4輪フルロックimpactそうですABS誤作動です。

アクセル全開+スライド+ゼブラショートカットで出やすい86BRZ特有の現象であります。

TRC警告灯が点灯しブレーキバランスが狂うため簡単にロックします。

何とか日比野さんの足技でロックを回避するもブレーキ勝負はとてもじゃないけど出来ない・・・

対策は一度イグニッションをOFFにする事。・・・・レース中にやったらポジションダウンは必須sign03crying

 

沼尻はなんとか抑えていた後方車に1コーナーで刺されるimpactAコーナーからダンロップまで横並びで粘るsign01

プリウスコーナーでなんとか元のポジションを死守sweat01

 

激闘の末フィニッシュsun

 

54号車 日比野さん 17位フィニッシュ

53号車 沼尻 20位フィニッシュ

175号車 オープンBレース 4位フィニッシュ(無傷)

となりました。

これではストレートが伸びないでありますsign03

ヘッドライトも割れてるのでその空気抵抗の増大は凄まじいもの。

おまけにボンネットも上がっているのでダウンフォースも増し増し。

いやー初めてレース中に形が変わるほどぶつかりました。

 

これでこの型の86BRZレースは終わり。

来年からは新型の車両にスイッチとなり、あらたなシリーズが開幕となります。

チームYMSも新型を買う予定はまだないのでこれでひと段落です。

 

まずは過密スケジュールの中、準備もままならずに急遽ドライバーを務めて頂いた日比野哲也選手、本当にありがとうございました。

「難しいけど楽しかったsign01また乗りたいですsign01」とのコメントを頂きこちらも満足です。またよろしくお願いします。

沼尻はこのレースをもちまして公式レースを引退とさせて頂きます。この86BRZレースと共に身を引きたいと思います。

モータースポーツをはじめて10年。栃本社長に声をかけて頂き、公式レースに参戦して5年。

SCCN AE86 N1レース

 2017シリーズチャンピオン

 2019シリーズチャンピオン(全戦ポールトゥウィン)

 優勝回数 8回

2021 TGR 86/BRZレース クラブマンシリーズ エキスパートクラス 最高位 第10位 (シリーズポイント獲得)

の功績を残すことが出来ました。

栃本社長を初め、YMSレーシングチームの皆様、YMSスタッフの皆様、家族の皆様、ご協賛頂いた関連メーカーの皆様、そして共にしのぎを削って戦って頂いたドライバーの皆様、全ての皆様に心から感謝いたします。誠にありがとうございました。

嬉しい思い、悔しい思い、大変な思い、言葉に出来ないほど沢山経験させて頂きました。

一生忘れられない経験と思い出になりました。今後はお客様のサポート、レース活動に足を踏み入れる皆様の窓口になれるような体制とレース活動で得た技術・知識を使ったアドバイス・レクチャーに務めさせて頂きます。

沢山の皆様のご協力・ご支援、今まで本当にありがとうございました。

YMS行田店 沼尻 翼

 

2021.11.26

86BRZレース 最終戦 富士スピードウェイ 予選編

 YMS秋のキャンペーンも11月末までとなりましたshine

内容は過去の記事「キャンペーン情報」をご確認ください。

現在、駆け込み需要が急増していますsign01

今月末までのご注文まで有効なので考えている方はお早目に店頭までお願いします。考えてない方も一度店頭までご来店下さいhappy01

 

そんなわけで本日は予選編impact

朝一でブレーキパッド、ローター、エア抜き、オイル交換をこなし決勝に臨みます。

54号車日比野さんはトッチードライブの予定だったので3日間快適レース仕様。

53号車沼尻はリスクを背負ってでもタイムに繋げる大変仕様であります。(笑)

何が違うかと言うと「使用オイル」が違います。沼尻がオイルメーカー・モティーズさんの担当、☆さんとテストを繰り返してチョイスしたオイルを使用します。

簡単に言うと30分しかもたない仕様であります。

どうもたないかというと全開走行30分以上は物理的にエンジン・ミッション・デフが壊れる可能性がある事。

そこまでしてオイルのフリクション(抵抗)を少なくするのsign02と聞かれますが86BRZレースのレーシングカーはほとんどそのリスクを背負ってアタックしております。

つまり沼尻がフリクションが少ないオイル入れてもアドバンテージがとれるわけではなくイコールコンディションに近づくだけであります。

「0.1秒稼ぐ為ならなんでもやる」それがレースの世界です。

 

175号車シティーオート号が参戦するオープンクラスは・・・・・なんと69台のエントリーthunder

富士スピードウェイの最大決勝出走台数は45台shineつまり予選落ち多数sweat02

予選落ちしたマシンは「決勝Bレース」という別枠での決勝レースとなりますが、53号車沼尻と54号車日比野さんが参戦するエキスパートクラスの最後尾についてレースという事になります。

エキスパートクラスは参加台数39台。つまりオープンクラスのBレースは6台のみ。

 

オープンクラスの予選が開始sign03

快調にフルアタックを続ける175号車吉田社長sign03・・・・・・・あsign01Bレースだsign01

予選落ちは免れたものの残念ながら2′08″446で48位で通過flairセーフcoldsweats01

 

続いてエキスパートクラスであります

出走前に写真を自撮りする余裕の日比野さんshine

奥の沼尻は笑っていますがマスクの中は笑う余裕がありませんscissors

 

毎度おなじみの待機中

そしてコースオープンと同時に予選スタートflair

日比野さんは予選フルアタックを予定。沼尻は決勝を考え2アタックを予定。

富士でありがちな現象でありますがコースインからの1アタック目はリアに熱が入らずAコーナーでリアが大きくスライドする傾向にあるので2アタックにしました。

・・・・だいぶ路面がトリッキーsign031アタック目の感想としては練習日よりアクセル開度が下がるくらい路面が難しい。

タイムは2′07″131思ってたよりタイムが上がらんsign03

2アタック目は想定どうりリアタイヤの状態がいい感じ。

でもタイムは伸びないsign03

結果は31台中27位crying

気になる日比野さんはsign01

フルアタックで2′06″624で23番手sign03

日比野さん「今日の路面ヤバいねーsign01練習日のほうが全然よかったわ」

 

そうなんです中古タイヤの設置面積と新品タイヤの状態は良くも悪くも違います。

路面も様々なカテゴリーが走るため1つとして同じ路面状態は存在しません。

いかにそこに合わせるか・・・永遠の課題です。

 

ですが日比野さんも沼尻も決勝のバトルが得意sign01

ほとんど無傷で帰ることが出来ないこのレース、決勝編お楽しみにsign01

2021.11.25

86BRZレース 最終戦 富士スピードウェイ 公式練習日

 お久しぶりです沼尻ですsign01

走行会、レースやホームページの不具合などでブログの更新がご無沙汰になってしまい申し訳ありません。

 

今回は人気企画sign03

86BRZレース 最終戦 富士スピードウェイのご報告でありますhappy02

今回も175号車 シティーオート号 吉田社長

(シティーオートとは群馬県にある旧車専門店であります。作業待ちが出るほどの知る人ぞ知る名店です。興味ある方は検索してみてはsign01

がオープンクラスに参戦sign01

53号車 沼尻号と54号車トッチー号の参戦でありますsign03

だがしかしsign03

1週間前のYMS走行会で

トッチー「体が痛いからレース無理だなsign03(笑)」

マジですかsign02当たり前だけど参加費は払ってるし車も準備してる・・・・と言うことでドライバーチェンジsign03(笑)

はいnew

いつも走行会にゲストに来て頂いてるお馴染み日比野哲也選手に緊急オーダーsign03(笑)

筑波走行会の真っ最中に

トッチー「日比野君、来週乗れる?」

日比野さん「えsign02まぢっすかsign02なんとかしますsign03」「沼尻ーsign03何が必要なんだっけ?(笑)」

久しぶりに出るから必要装備を忘れる日比野さん。(笑)

過密スケジュールの中、公式練習日から来て頂きました。ありがとうございますsign03

 

そんなわけで公式練習日。

53号車沼尻は練習日からBSの新品タイヤを導入。極力予選に近い状態を作ります。

対して54号車日比野さんは練習はダンロップの中古を使用し予選・決勝はBSというなんとも過酷なチャレンジにcrying

沼尻「そういえば日比野さん、富士走った事ありますよね?」

日比野さん「あるよsign01逆走で100Rからヘアピンまでsign01

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それは走った事ないといいます。(笑)

そんなわけでぶっつけ本番なチームYMS。(笑)

朝9時からの練習走行開始であります。

53号車沼尻は予選想定の為2アタックで何秒出るかとタイヤエアと温度の上昇率の確認でピットへ。

中古タイヤと新品タイヤの1発目の上昇率は当然違います。

54号車、日比野さんはとにかく乗ってる時間を増やすため走りっぱなし。

練習走行終了後、沼尻とあそこどうするここどうすると相談したあと日比野さんは情報収集へ。

沼尻は参加受付とドライバー変更の手続き、1本目のデータ整理などなどこなし2本目に備えます。

2本目走行後には日比野さんは沼尻のタイムより1秒近く速く走ってるsign03

沼尻は思うようにタイムが伸びない。次は予選なので1チャンス。

夕方に車検をこなして1日目は終了。

日比野さん「やっぱめちゃくちゃ難しいねこのレースsign03どうやりゃあいいんだろ・・・」

やはり日比野さんをもってしても簡単にはいかないこのレース。

※都合上、オンボード画像が使用できないので文字の説明が多くなると思います。ご了承下さいpaper

次回予選編でありますdog

2021.06.06

86BRZレース 富士スピードウェイ④

 決勝編でありますshine

29台中26位の54号車トッチー号dash

29台中25位の53号車沼尻号impact

隣に立っているのは某大企業の代表取締役社長です。トッチーの顔の広さはハンパない。

相変わらず先頭が遠いでありますが頑張ろうsign03

 

決勝レース日の解説でありますdog

朝6時に前日の車両保管解除になりますのでまず車両を回収。

ブレーキのエア抜き。前日に拾って帰ってきた「タイヤカス」をタイヤから極力剥がします。

決勝の1ラップ目からMAXでグリップさせるためにこういった地道な努力が必要であります。

出走前点検をオフィシャルが行い、いざコースイン。

 

レースはインラップからやる事いっぱいであります。

まず、メカニックは自分のチームの車両のグリッドまで全力ダッシュsign03(笑)ドライバーが迷子にならないようグリッドに待機であります。

ドライバーは路面状況の確認。

具体的になにやってるかというと、タイヤ・ブレーキの暖気。これはやり過ぎると逆効果なのでタイヤの選択次第でモーレツに暖気する人と少しでやめる人が分かれるであります。

路面状況はどうなのか。当日の路面温度でベストラインは喰うのか喰わないのか。ベストラインを外した場合はタイヤカスが残っていてヤバいのか問題ないのか。

ウェットだったらどのラインが雨量が少ないのか・・・・

計測機やオンボードカメラは動いているか・・・などなど。

 

セーフティカーの先導でようやくグリッドに到着。

ここでメカニックにグリッドに止めてもらうでありますが箱車だとドライバーからはグリッドの線は見えないであります。

でも1cmでも前からスタートしなくてはなりません。でもはみ出したらペナルティsign03

沼尻は師匠M氏から教わった裏技でグリッド位置を把握してるでありますが・・・基本はカンであります。

 

メカニックはインラップのフィーリングを確認して車が来る前に測定していた路面温度と過去のデータをすぐに比較してエア圧調整。

タイヤの締め付けトルクも再度確認してメカニックのお仕事終了。

 

ここからはドライバーの勝負sign03フォーメーションラップ開始。

ここで確認するのが・・・・止まれるのか。最初の1コーナーで場所取り合戦とブレーキング勝負は必ずおこるのでキチンと車が止まれてアンダー傾向かオーバー傾向かを確認します。でも把握しててもぶつかるのが避けられない場合ももちろんあります。

 

グリッドに戻ってブラックアウトスタートimpact

スタート直後に沼尻が違和感を感じます。・・・・クラッチ滑ってるcrying沼尻のスタート方法はサイドブレーキかけて半クラ待ちを使っています。

5千回転からあからさまに滑ってるsign03N1からN0までのレース経験で初めての症状。アクセル戻すわけにもいかないので強制的に2速にシフトアップ。

回転は上がってたけど車が十分加速してないのでシフトアップしてから4千回転くらいまでドロップsweat02滑りは無くなったものの右に見覚えある黄色い車が・・・

しかもこっち見てるimpact(笑)

 

1コーナーまではなぜかYMS同士のバトル勃発dog

1コーナーでなぜかトッチーを抑えるライン取りになってしまいましたがひとまず前の集団に追いつく事に成功。

が・・・・・沼尻のペースが上がらない。過去を振り返ると決勝で必ず周りの車より1つくらいはアドバンテージがあって勝負をかけられたはずなのに今回は立ち上がりもブレーキも周りより劣っている。

必死で後ろを抑える走りにチェンジせざるをえないであります。

バトルすればペースは落ちるのでそのさらに後ろも意識してラインを考える必要があります。

我慢くらべのファイナルラップの最終コーナーsign03・・・・・・右側から「ぼっこんsign03」と嫌な音がcrying

右前がゼブラに乗ってるのにその更に内側に特攻アタック仕掛けてきた車にプッシングされたsign03

ターンインの真っ最中だったのでたまらずハーフスピンcoldsweats02

 

ロスはあったものの順位変わらずフィニッシュしました。(プッシングしたドライバーはペナルティとなりました)

 

トッチーはどこにいったsign02あれ?沼尻より先に車両保管場所に帰ってる。

出ましたABSトラブルでありますweepアクセル全開状態でスライドしながらゼブラを飛ぶとABSが誤作動を起こしほぼリアブレーキのみのブレーキバランスに早変わりという現象があります。残念ながらトッチーはリタイアでありますcoldsweats01

 

53号車沼尻は22位フィニッシュとなりました。

やっぱりレースは難しいdanger

 

今回も栃本社長を初めYMSレーシングチームの皆様、YMSスタッフの皆様、応援して頂いた全ての皆様に感謝致します。また振り出しといった結果になってしまいましたが次回、11月の最終戦の富士で86BRZレースは最後となってしまいます。悔いが残らないよう全力で参戦しますのでまた皆様の応援とご協力をよろしくお願いします。

YMS行田店 沼尻翼

 

次回のブログは「エース笠原のN1レース奮闘記2021」でありますsign03お楽しみにsign03

2021.05.31

86BRZレース 富士スピードウェイ③

 続きまして予選編でありますcatface

エキスパートクラスはエントリー29台の戦いであります。

朝っぱらから寝起きで1発アタックでありますsleepy

その前に本番用タイヤに刻印とゼッケンをオフィシャルに記録してもらう作業があるであります。

レギュレーションでは予選決勝通して4本の同一メーカーのタイヤを使用しなければなりません。

これは資金力の差を出来るだけなくす為の対策で以前は何本でも使用可能でしたが・・・・新品タイヤは安くはないでありますsign01(笑)

以前は上位の方々は15分の予選の中で2アタックに対して2セットのタイヤを使用するチームが多かったです。

そうです。予選中にメカニックはタイヤ交換しますflair

 

なので決勝のアベレージスピードを上げるには予選を1周で終わらせてタイヤを温存するのが基本。

2周すれば1周分不利になるので周回するのは少ないほうが理想的。

 

だがしかしsign03公式レースはレギュレーションがあります。ドライバーが一番怖がるのが「4輪脱輪」であります。

コースは白線から白線と明記されております。つまりゼブラはコース外。その白線から「4輪」とも逸脱した場合、ベストタイム抹消という措置がとられます。

つまり1周のアタックで終わらせてその周回で違反があった場合、ノータイムsign03無条件で予選落ちとなるでありますcrying

出来る事なら思いっきりショートカットしてタイムを稼ぎたいところですがキチンとルールが決まっています。

ちなみに4脱すると予選後にコントロールタワーからお呼び出しがかかり証拠画像を見せられ注意がされるであります。

予選後の場内アナウンスは恐怖でありますimpact

 

なのでセカンドタイムを出しておくという対策があります。しかし2アタックするため決勝では不利に・・・・そんな事を常に考えながらマージン0の全開アタックをドライバーはしなければなりません。

 

そんなわけで予選開始sign03

53号車沼尻はブリヂストンのためコースオープンから1周目のアタックを狙ってコースイン。

54号車トッチー号はダンロップのためコースオープンと同時に3周目を狙ってアタック開始。

 

いつもとちがって皆さんコースオープン狙いらしく一斉にコースインsign03

沼尻の前に3台。後ろに3台。丁度よく団体の真ん中に配置されたであります。全車3台分ぐらい感覚を空けて同時に1周目でアタック開始。

ところが違和感を感じたであります。「制動距離が長くなってる」練習日に比べて新品タイヤも履いてるのに約1台分止まらない。

さらにオーバーステアも要所で出てくる。

前のマシンはたまたま上位入賞の常連様達・・・・ゲートを超える頃には3台分空けていた感覚が7台分に。

結果は2′07″913で25位。ポールポジションは2′05″406。

そうです。中古タイヤと新品タイヤの違いにハマりました。単純に新品タイヤにしたからバランスは変わらずに「グリップするだろう」と普通は考えるであります。

ですがバランスは変わります。中古タイヤで合わせたセッティングは新品タイヤに必ずしもマッチングするとは限りません。

なので「物量作戦」にでるチームが大半であります。

 

54号車トッチーはsign032′08″088で26位sign01YMSは2人仲良く連番でありますshine(笑)

予選はケツのほうですがレースは最後まで何があるか分からないsign03

切り替えて次回、決勝編でありますhappy02

2021.05.25

86BRZレース 富士スピードウェイ②

 続きまして金曜日の練習走行編であります。

練習走行2本をこなします。

30分1枠なのでトータル1時間の走行であります。・・・・がsign03

30分連続走行するはずがありません。

翌日の予選アタックに向けての調整をします。

走行会だと車高調の減衰力設定の変更やタイヤのエア圧を調整している方が多いでありますが、このレースになると、

ピットロードで「車高調整」「アライメント」「プリロード調整」「ブレーキパッド交換」が多いであります。

タイヤを外さないといけない作業ばかりなので1台あたり4人ほどメカニックが待機してるであります。

ブレーキパッドはもちろん熱い状態であります。しかし冷めていくのを待っていたら走行時間は無くなるのでメカニックは「溶接用皮手袋」を使って熱い状態のまま交換します。

手袋から煙出てる人もいましたねsign03

なんでブレーキパッドを走行中に替えるの?

実は最近のスポーツカーはフルブレーキした時にABS(ブレーキを強く踏んだ時にタイヤがロックしてしまうのを機械的に防ぐ装置)の作動が前提の構造になっています。

前後のブレーキパッドの組み合わせでABS作動のタイミングや車のピッチング(前後方向の車の姿勢)が変わってきます。それのベストを路面状況によって探ります。

 

天気だけではなく直前に走ったカテゴリーのタイヤのコンパウンドまで想定する必要があります。

たとえば、とある海外製タイヤが走った後に国産タイヤで走ると信じられないほどグリップしない例もあります。もちろん沼尻も経験ありです。catface

そんなわけで沼尻は車高調のプリロードにしぼってテストを2本行いました。

2本目で丁度よくセット完了しました。トッチーの54号車も沼尻のデータをもとにセット変更であります。

その間に参加受付(ライセンスや各種申請書の提示)ドライバーズミーティング、メディカルチェック(血圧や両手の握力、医師の健康診断など)を行います。

これが手間と時間がかかります。

午後に専有走行があります。

専有走行とは、各クラスに分かれて走行します。実はここから戦いが始まるであります。

全車トランスポンダー(タイム計測できる発信機。壊すとお高い支払いがあります。)を装着し、各車両のベストタイムが公開されるであります。つまり翌日の予選で自分が大体どの順位にくるか想定が出来るであります・・・・がsign02

中古タイヤの人もいれば30分の内に新品タイヤを2セット、3セット使う人もいる・・・・極め付けは全開かどうかも定かじゃないsign03(笑)

つまり、データが公表されるということは「駆け引き」が始まるところであります。

ですが予報どうりウェット路面に・・・・ちなみに予選当日は90%晴れ予報。参考にならんsign01

沼尻は練習用タイヤを使い切ったため専有走行はキャンセル。トッチーは「タダで走れるから走ってくる」と出て行きましたが「危ないから帰ってきた。」とのことでほぼアタックしないで帰還であります。(笑)

 

最後に車検、予選に向けての整備を終えて宿に向かうであります。

専有走行がデータにならない為予選は予測不能crying

次回、予選編であります。

2021.05.16

86BRZレース 富士スピードウェイ①

 参戦して参りました86BRZレースのご報告でありますpaper

今回は「走行会とレースってどう違うの?」「どんな事やってるの?」といった質問を多く頂きましたので長くなると思いますが何回かに分けて詳しく報告しようと思います。

 

まずは金土日と3日間「練習日」「予選日」「決勝日」にスケジュールが分かれております。

今回はマニアックな内容を豊富に入れるであります。

基本的に他のカテゴリーと併催で行われます。(スーパー耐久やワンメイクレースなど)AE86 N1レースは1日で全てこなすスケジュールでした。

86BRZレースは参加台数が多いため一日だと収まりません。

プロクラス・エキスパートクラス・オープンクラス合わせると116台sign03

 

そんなわけでYMSレーシングチームの面子は変わらずエキスパートクラス54号車トッチー号、53号車沼尻号。オープンクラス175号車シティーオート号であります。

YMS陣営は金曜日の朝7時到着で準備開始であります。早いチームで10日前から、平均的には4日前から現地入りして泊まり込みでテストと調整を行っています。

だいたい各チーム2台体制が多いのでメカニックは10名から15名ほど。

ここで疑問sign0110日もテストしてタイヤ・オイル・アライメントなんかはどうするの?とよく聞かれます。答えは簡単です。10日分全て持ってきますimpact(笑)

レーシングカー1台に対して2トンから4トン車で必要物資を持ってきます。

現地でさらに必要な物資が出てきた場合はサーキットに直送であります。

オイル交換も当然現地でやります。1~2走行ごとにエンジン・ミッション・デフオイル交換してるチームが多いでありますshine

ブレーキパッド・ローターも2走行ごとに交換。

なぜそんなに交換するの?

もちろん各ユニットが壊れない為でありますが一番の理由は・・・・「タイムに直接影響する」からであります。

デフオイルなんかは劣化が分かりやすいであります。

デフもセッティングが違うデフキャリアASSYを3~4機持ち込んで1ヒートごとに乗せ換えしてるチームももはや当たり前。

ミッションも86BRZは弱いので練習走行終わってからミッション交換するチームが多いであります。

ミッションも予備も含めて3機ぐらい準備してるっぽいsign02

アライメントは調整するの?

アライメントテスターを持っていきます。電源とかがいらないテスター機が人気みたいであります。

シビアな話、ガソリンの量で車高がかわるのでアライメントは変わります。それにアライメントは旋回スピードに大きくかかわるので確認も含めて調整します。

さらに富士やもてぎなど大きなサーキットのゼブラ(赤・白の踏みたくなる所)は段差になっており踏み方によってはアライメントがずれる事もあります。

ハンドルのセンターが狂うほどではないです。

 

これらの作業をメカニックは馬・ジャッキで全て走行枠の合間にこなさなければなりません。準備してきた各ユニットにもトラブルがあっては話になりません。短い時で1時間、長い合間で3時間。当然ミスすれば1枠のテストを棒に振るだけでなくレースに参加できない可能性も出てくるのでメカニックのプレッシャーははんぱないであります。

そのためメカニックの皆さんは常に全力疾走なので信じられないほど作業が速いです。ミッション交換なんて1時間ほど。

なぜそんなに新品を使うの?

サーキット走行を長くされてる方は分かると思いますが例えば新品タイヤに中古ブレーキパッドを使うパッケージと新品タイヤに新品ブレーキパッドだと制動距離が変わります。ということはタイムが変わってしまうんです。

全ての部品に同じことが言えます。

つまりデータが狂うんです。

「消耗品全て新品」が大前提なんです。

足のセット一つ変えればまた新品部品がないとデータにならない。

なのでレースはお金がかかりますnew

これも全て予選の1周でベストを出すためなんです。このベストなセッティングで全て新品部品で1周する感覚をドライバーは染み込ませなければなりません。

この内容は「レギュレーションの中で最高の状態を作るため」にやっている事です。

車側で走行会と違う事の多くがこんな部分にあります。

 

最後に大事な事ですが上記の事を全てやって「ライバルと同じ土俵」に値します。

上記の内容が何らかの都合で出来ないのなら頭フル回転でアドバンテージをひねり出すしかないでありますsign03sign03dog

次回②に続く

 

以上、ガノトトス沼尻でしたchick

2021.04.02

86BRZレースツインリンクもてぎ 決勝編

 続きまして決勝編でありますrain

先に土曜日に行われたオープンクラスのご報告でありますimpact

175号車シティーオート号は29番手からのスタート。

路面はドライの曇り空でありますcloud

総勢36台のレースがスタートcatface

もてぎをほとんど見渡せる場所で見てましたがどう見ても最後尾に落ちてる・・・

どうやら2コーナーから3コーナーまでにゴタゴタに巻き込まれたらしいsign03

最後尾から追い上げ開始new

7台抜きで27位フィニッシュでありますdash

車はちょっとぶつかってるだけでしたが運がなかったでありますcrying

 

そんなわけで日曜日のエキスパートクラス決勝でありますsign03・・・・がsign02

スーパーウェットimpact

しかも分刻みで雨量が変わる厄介な路面状態。

師匠M氏と相談し、ウェットセットに変更であります。

ウェットのレース経験は過去にAE86 27号車で1回だけbomb

 

19番手スタートで後ろは5台しかおりませんflair

トッチー「雨だからあんまり無理しないようにな・・・」

師匠M氏「〇〇キロエアが上がってるから大丈夫good

珍しいアドバイスを受けていざスタートspa

スタートはうまくいったsign01・・・・気はしないけどなんか5台くらいごぼう抜きsun

たぶん前の集団の皆さんがうまく行かなかったっぽいであります。

 

2コーナーでスライドしながらもポジションキープ。

3・4コーナーはアウト側から3台くらい抜いたらしいscissors

 

ウェットでベストラインはタイヤが喰わないのがセオリーですが・・・

これだけ混戦だとそうも言ってられないでありますsign03(笑)

しかも今更でありますが前が見えないでありますsign03(笑)

ブレーキは看板に頼るしかなく常に路面はスリッピーのトリッピーrain

 

混戦を抜け出しやっと一列に整列。

気が付いたら12位sign02

4周ほど過ぎたあたりですぐ前でクラッシュ発生bomb

2台サヨナラしたので9位sign02

夢のシングルナンバーを走行中であります。

8位争いのマシンと1対1の勝負でありますgood

・・・・・・・・・・・・・・・抜けないcrying

走行ペースでは沼尻のほうが速い感触でありますが抜けない。

師匠M氏やAE86 N1の56号車 廣田選手と勝負しているような感覚であります。

誘導してるのはこっちのはずなのに相手の都合のいいように走らされている気分でありますsweat02

分かりやすく言うと「並べるけど抜けない」。

さすがシングルナンバーとなるとバトル慣れしているのも当然の話。

 

ヘアピンの立ち上がりだけならこっちに分があると判断し、3周かけてやっとダウンヒルストレートでサイドバイサイドfuji

 

ブレーキング勝負でやっとオーバーテイクflair

8位に浮上した瞬間・・・・最終コーナー手前でスピン・・・・360°回ってほとんどロス無くコースに復帰したでありますがさっき抜いたマシンとすぐ後ろを走っていたマシンに抜かれて10位。

しかも次はファイナルラップimpactコーナー二つで追いつきましたが再度追い抜くことは出来ず10番手フィニッシュとなりました。

 

悲願だったシングルナンバーをあと1歩で逃してしまいました。

しかも完全なドライバーのミスです。

シングルナンバーは次回に持ち越しsign03

しかしおかげ様でエキスパートクラスのポイントホルダーになる事ができましたsign03

1ポイントですがsign01(笑)

 

今回も栃本社長を初めYMSレーシングチームの皆様、YMSスタッフの皆様、応援して頂いた全ての皆様に心からお礼を申し上げます。応援とご協力、本当にありがとうございました。86BRZレースを初めて4年目になりますがやっと皆様にまともな結果報告をする事ができました。

ドライバーとして未熟な部分が現れた場面もありますが今後も応援とご協力をよろしくお願い致します。

YMS行田店 沼尻 翼

 

ちなみに「TRA事務局」とYouTubeでチャンネル検索して頂くと今回の86BRZレースの模様が公式にフルレースでアップされております。サーキットに行くと一部しか見られないけどこれなら全部見られるsign03(笑)と、YMSスタッフにも大好評なので是非ご覧ください。

沼尻の登場率が高めでありますsign03(笑)

2021.03.28

86BRZレースツインリンクもてぎ 予選編

 お待たせしました先日行われた86BRZレースツインリンクもてぎのご報告であります。

参戦体制はいつもどうり54号車トッチー・53号車沼尻・175号車シティーオート号であります。

54号車トッチー号はニューカラーにしてやる気満々sign01

53号車沼尻はニューエンジンに交換して慣らし運転・筑波でのテストをこなしての参戦であります。

モテギのテストにはスケジュールの問題で来られなかったのでぶっつけ本番sun

 

金曜日の専有走行が終わってピットに戻ると・・・トッチーが行方不明。

トイレにもいないしピットロードにもコースにもいない・・・

コースはレッドフラッグ・・・

コース上に54号車発見sign03でもモテギのキャリアカーに乗ってるsign01トッチーはキャリアカーの助手席に乗ってるsign0154号車のボンネットが「くの字」に曲がってるsign01

V字コーナーでケツが出てそのままイン側のガードレールの正面から激突したらしい。

トッチー「左胸が痛い」

オフィシャルさん「医務室に連れていって下さい」

エース笠原の通勤用スーパーカーで医務室に直行。

すぐにケロッとした顔で戻ってきたトッチー。

湿布貼られただけで済んだので一安心。

師匠M氏「車直しますよsign03sign03good

トッチー「オレもう無理sign03(笑)」

残念ながらトッチーのツインリンクもてぎはここで終了となりました。

 

そんなわけで予選開始。

オープンクラスの175号車シティーオート号は先にアタック開始。

タイヤはダンロップを選択。

6周のフルアタックの末2′22秒197で36台中29番手を獲得。

さすが全日本レベル。簡単には上には行かせてもらえない。

続いてエキスパートクラスの予選開始flair

53号車沼尻はブリヂストンを選択。

決勝を考慮すると2周アタックが限度。

しかもタイヤのベストコンディションは1周しか持たない。

いざスタートsign03

前後のクリアは充分。先行車のスリップを使いたいが欲はかかない。

自分ではノーミスと言えるほどのアタックができた。

結果は2′20″337sign01自己ベストを1秒3更新sign03

でも順位は24台中19位。

自分が進歩すれば周りも同等以上に進化する。全日本レベルとはこういう世界です。

プロフェッショナルシリーズとエキスパートクラスは翌朝6時まで車両保管であります。

(速い順番で並んでいるわけではありません((笑)))

明日の決勝は・・・・雨っぽいsign03

雨は苦手意識があるであります。

そういえばAE86 N1 27号車でレースデビューしたのもツインリンクもてぎでした。

決勝は安全に走って無事に帰ろうshine

以上、オイリー沼尻でしたchick

2020.12.22

86BRZレース ツインリンクもてぎ 決勝編

 予選に続きまして決勝編でありますcatface

オープンクラスは土曜日に決勝までこなすスケジュールなので先にご紹介happy01

175号車シティーオート号は42台中19番手からのスタート。

オープンクラスは色々な意味で激しいので見てるほうはある意味楽しいでありますshine

しかも一番危険な真ん中のグリッドimpact

 

そんなわけでよーいドンsign01

オープニングラップから意外なほどキレイな一列の隊列。

175号車は前後ともに感覚が空いてるので自分のラインは維持して走れそう・・・・・だがしかしsign03

終盤に事件発生sign03175号車の左前の形が変わってるwobbly

フィニッシュ後にペナルティとして30秒の加算となり30番手のフィニッシュ扱いとなってしまいました。

 

続いてエキスパートクラスの決勝であります。

54号車 トッチー号は23番手スタートspaタイヤはダンロップ。

エンジョイレースと言ってますがいざレースになると血が騒ぐので周辺車両は注意が必要sign01(笑)

もうエキスパートクラスでは2台しかいなくなった前期型53号車沼尻号。過去最高の18番手スタートになりましたが予選でもっとタイム出るはずだったのにsign01と思っていたので決勝で暴れてやろうと思うであります。タイヤはブリヂストン。

 

合計30台の決勝がスタートnote

53号車沼尻珍しくロケットスタートupwardright

1コーナーまでに2台オーバーテイクに成功flair

やっぱり激しいエキスパートクラスpaper土煙のすぐ後ろに沼尻がいますdog(笑)

その後最終コーナーでチャンスがあって1台パスsign01

1周目のホームストレートで「前の車ストレート速いなー」と思ってたら後ろの車が真後ろにいるcrying

沼尻が遅いのかsign03(笑)

みるみる前が離れて行って後ろを抑える展開に・・・・・しかしエンジンから聞きなれた打音が・・・・

行ける所まで踏んで行くしかないので全開は変わらず。

明らかに打音を確認した直後、エンジン油温が110℃から一気に130℃突破crying

エンジンのメタルブローです。

オイルを撒いてしまうと最悪はレース中止になってしまうのでコンロッドが飛び出てくる前にゆっくりピットインであります。

 

この時点で沼尻のレースは終了となりリタイヤ届を提出しました。

悔しいというより残念な気持ちでした。

8年間レース参戦している53号車ですからいつブローしてもおかしくないとは思いますが決勝レースは走り切りたかったですね。

沼尻がいなくなった事も知らずに悠々と単独走行のトッチー号sign03(笑)

22番手フィニッシュとなりましたので沼尻がいなくなった分1番手アップでありますhappy02(笑)

 

今回も栃本社長を始め、YMSレーシングチームの皆様、YMSスタッフの皆様、応援して頂いた全ての皆様に心から感謝いたします。

ご協力ありがとうございました。今回はレースに向けての準備・戦略・データ管理など全く新しい形で挑戦しましたが残念ながら生かしきれずとなってしましました。是非次回にご期待下さい。

                           YMS行田店 沼尻 翼

来年はニューエンジンsign02速くなっちゃったらどうしようsign02

 

以上、パイナップル沼尻でしたchick

2020.12.12

86BRZレース ツインリンクもてぎ 予選編

 今年最初で最後のトッチー&沼尻参戦レース、86BRZレースツインリンクもてぎのご報告でありますhappy02

今回は54号車トッチー号・53号車沼尻号はクラブマンシリーズ・エキスパートクラスに参戦。

175号車シティーオート号はクラブマンシリーズ・オープンクラスに参戦でありますhappy01

3台体制で3日間のレースウィークが始まるでありますsun

今回はスーパー耐久シリーズと併催でありますdog

プロドライバーの人たちはスーパー耐久のテストに行ったり86BRZ乗ったり一日の間に何台もテストをこなしてるでありますshine

即座に乗り方と感覚をスイッチ出来るのはさすがプロドライバー。

そんなわけで練習走行開始。

沼尻は何度かテストに来てますがトッチーはぶっつけ本番sign02

それでも去年より速いタイムを記録するのは意味不明sign03(笑)

 

沼尻は今回、徹底的に「新品タイヤ」に乗り方も車のセットも合わせて来てるので練習走行の中古タイヤではガクッとベストタイムが落ちるであります。ここが今回の新しい取り組みであります。

データロガーで練習走行の時と今回のドライビングで同じ操作が出来てるかどうかをよく確認してあとは予選に全て賭けるであります。

以外と忙しいのが初日で練習走行、受付車検関係、予選・決勝に向けた車両整備など・・・

バタバタとメカニックは大忙しでありますspa

 

そんなわけで予選日に突入sign03

参加台数30台。もてぎの最大出走台数が45台なので予選落ちはないでありますがドライバーは予選で上に行く事が至上命題。

この殺気立つピリピリ感は走行会では味わえないでありますdanger

そんなわけで15分間の予選がスタート。

175号車シティーオート号はオープンクラスなので先に予選開始。

フルアタックで2′22″940で参加台数42台中、19番手を獲得。因みに175シティーオート号はダンロップを選択。

続いてエキスパートクラスの予選開始であります。

53号車沼尻は当初の予定通りコースオープンからアタック開始。54号車トッチーは残り半分の時間からコースインというプロっぽい予選を計画sign03

レースの予選はお互いに邪魔をしないでクリアな状態でアタックするのが基本。トップレベルになってくるとスリップストリームを利用する為、前日にタイムが出ている選手の後ろをわざと走ったりするであります。ただ前の選手がミスすると自分も共倒れといったリスクもあるのが難しい所。

タイヤは最適な作動温度に到達した時に最適なエア圧で1周のみのアタックがレースの基本であります。

その一周にレギュレーション違反があるとノータイムとなり最後尾スタートとなるのでミスは許されないであります。

53号車沼尻はブリヂストンを選択。54号車トッチーはダンロップを選択。

いざ予選開始impact

前後のクリアを確認しアタック開始happy02

計画どうり2周目でのアタックが実現。タイムは2′21″620で18番手spa・・・・・でもタイムアップの割合が想定より少ない・・・

予選で20秒台に入れる目標だったので独自の判断でフルアタックに変更。決勝にタイヤを残しておきたいけど予選で少しでも上に行かないと話にならない・・・

残念ながらタイムアップはならず予選は終了となりました。

エンジンが少し重たい気がする・・・・

 

対してプロっぽい予選を実行した54号車トッチーは・・・・・・2′22″433で23番手であります。トッチーがミスったかどうかは定かではありませんがタイミングと温度とエア圧が少しでも想定とずれると簡単にタイムは落ちてしまうもの。

でも去年から乗ってないにタイムアップするのは意味不明shine(笑)

 

二台とも決勝に期待でありますhappy02

 

以上、バリアブル沼尻でしたchick

2020.03.13

86BRZレースの練習走行

 86BRZレースの練習に富士スピードウェイに通いはじめたでありますflair

去年のモテギで得た新しいドライビングをセッティングも含めてそのままアタック。

見事にタイムアップsign01

でも目標タイムにはまだまだ届かない。

そこで考え抜いたセットを現地で合わせて大幅タイムアップに成功。

これでここまで変わるかと何度やっても足回りのセッティングには終わりがありませんcatface

走っていて乗りやすいかどうかは別問題でありますが・・・・

ですがレースで難しいのは当日の天気・気温・路面・湿度・前後を走るマシンに予選も決勝も含めて対応できるかどうか・・・しくじれば1~2秒なんて簡単にタイムは落ちるであります。1秒の中に約10台のマシンがせめぎ合うこのレースでは命取りであります。

最近はデータを取るのも自分の感覚とラップタイムだけを参考にするだけでなくデータロガーとオンボードカメラで記録するようになりました。

具体的に数字で変化が分かるのはすごく面白いでありますnew

ゲーム感覚で簡単に解析できるのでやりがいがあるでありますsun

タイムアップで悩んでいる人は是非購入して頂きたいでありますhappy02

 

珍しく語ってみたでありますが・・・だからトッチーに「変態」扱いされるでありますsign03(笑)

以上、ポリデント沼尻でしたchick

2019.07.09

86/BRZレース ラウンド5 富士スピードウェイ 予選編

 さぁ行ってきました86BRZレース 富士スピードウェイsign03

 

今回は毎回でてますシティオート号が欠場なのでチームYMSは

53号車 沼尻号

54号車 トッチー号

の二台体制で参戦でありますsign01

参加台数はプロフェッショナルクラス 35台

エキスパートクラス 39台

オープンクラス 63台

合計137台happy02(笑)

チームYMSは前回同様、エキスパートクラスでの参戦であります。

 

今回、新たな試みとして53号車沼尻はブリヂストン RE-12D、54号車トッチー号はダンロップ β02を選択。

沼尻はずっと使っているブリヂストンで勝負、トッチーは気になっていたので使ってみようってなとこで変更。

予選日の朝は・・・・・空がスーパー曇ってるcrying

当然ドライで走りたいのは山々でありますが降ってきちゃったらしょーがないrun

 

 

そんなわけで朝一の車検をこなし午後から予選開始new

ピットには「くま吉」という生き物も出現。

 

天気はギリギリ持ちこたえてドライであります。

 

BSのタイヤは2周目が勝負。ダンロップは熱が入るまで時間がかかるため3周目以降が勝負。

54号車トッチー号は3周はウォームアップに使う模様。

53号車沼尻は1周目からアタック開始sign03

湿気ムンムンでエンジンパワーはかなり落ちているフィーリング。

アタックラップのセクター3のヘアピンで何とデフが空転sign03

まるでオープンデフのよう駆動が逃げてにエンジンがレブに当たって加速できないimpact

 

上り区間の立ち上がりでこの現象が起きて思うようにタイムは伸びず34位crying

トッチーは満足にアタックできたらしく28位chick

 

デフ空転の原因ははっきりとは分かりませんがお疲れ状態かもしれないでありますspa

 

車はそのまま「車両保管」で隔離され決勝の朝まで指一本触れられない状態なので本日はここまでであります。

 

決勝ではなにが起こるかわからないこのレース。どうなる決勝レースsign02

 

次回、決勝編でありますdash

2019.04.29

86/BRZレース ラウンド2 富士スピードウェイ 決勝2ヒート編

 大波乱の第1ヒートを終えてマシンは「車両保管」と呼ばれる時間に突入。

これはフィニッシュ後そのままマシンを隔離する事でありますhappy01(不正防止の為)

 

車両保管が解除されたのが第2ヒート開始の2、3時間前。

そこから3台ともブレーキのエア抜きをしていよいよ第2ヒートの進行が開始でありますdog


当然ながら沼尻もトッチーもシティーオートも一日に二回決勝を走るなんて初めての事。

タイヤがどこまでもつか・・・ブレーキは・・・人間はsign02wobbly(笑)

 

第1ヒートで減った台数分グリッドは前へ。

本日二度目のフォーメーションラップをこなし、いざスタートsign03

 

53号車沼尻は問題なしのスタートshine

しかしスタートでポジションアップはできずcrying

54号車トッチー号、175号車シティーオート号も問題ないはずでありますpaper

沼尻は後ろ見てる余裕なしflair

そうですもう団子状態sweat01

 

1コーナーは全車無事に通過。

このあたりから沼尻の軽量ボディが効果を表すであります。

大体2~3台でドックファイトしながら周回せざるをえないくらい接近戦の86BRZレース。

当然絡んでいればタイムも落ちるであります・・・つまりこっちが単独走行なら追いつけるであります。

軽量ボディのおかげで車の負担が周りより少ない模様・・・・・・catface

勝負できると思った沼尻は仕掛けて行くであります。

 

2、3台絡んでいるところをインからアウトから「ごっつぁんです」状態でオーバーテイクしていく事に成功happy02

 

記憶だと4台くらい抜いたところでファイナルラップimpact

「これが最後」とシケイン手前のヘアピンで1対1で前のマシンと5速全開からのフルブレーキング勝負sign03

本日一番ビビッたこの瞬間、師匠のM氏いわく「いやーオーバーランして終わったと思ったよぉー(笑)」

ブレーキングポイントの2台分くらい奥でブレーキ始めて抜いていったとの事run

軽量ボディで良かったnew

 

そんなわけで無事にフィニッシュshine

54号車トッチー号と175号車シティーオート号も無傷でフィニッシュhappy02

 

沼尻は中身の濃いレースとなりましたbleah

 

53号車沼尻の最終結果は予選33位から決勝20位フィニッシュ。

トータル13台抜きlovely

記憶にございません。

なんと特別賞であるベストパフォーマンス賞を頂きました。

予選順位からフィニッシュまでに順位を最も上げたドライバーに授与されますgood

ありがとうございますshine

 

86BRZレースに参戦を始めてからやっとまともな結果を残せました。

これも栃本社長をはじめ、YMSレーシングチームの皆さま、YMSスタッフの皆さま、応援して頂いたすべての皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。次回も是非応援とご協力をよろしくお願いいたします。

                                YMS行田店 沼尻 翼

次回は5月にAE86 N1レース 第二戦筑波sign03

7月にはまた86BRZレース 富士スピードウェイsign03

 

沼尻は今年は走りっぱなしwobbly

トッチーも熱が入ってやる気満々impact

 

今後ともYMSをよろしくお願い致します。

以上、ミサイル沼尻でしたchick

2019.04.25

86/BRZレース ラウンド2 富士スピードウェイ 決勝1ヒート編

 前回から引き続き86/BRZレースのご報告でありますcatface

予選結果は

33番手 53号車 沼尻

35番手 54号車 トッチー号

37番手 175号車 シティオート号

 

いよいよ決勝日sign03

富士山もキレイに見えるいい天気sun

良い事あるかなsign02

 

そんなわけでトータル20周のレースが始まります。

コースイン直前の待機中・・・・

先にオープンクラスが走っているので少しだけ観戦でありますcatface

こちらは33番グリッド・・・・・シグナルが遠いsign03(笑)

上に見えるゲートが補助信号的な役割を持ってるでありますが逆に近すぎて見えないshock

 

フォーメーションラップをこなしていざスタートsign01

53号車沼尻は悪くないスタートsign03

トッチー号、シティオート号もいいスタートhappy02

スタート後に53号車沼尻は一台パス。

3ワイド・4ワイドのまま1コーナーに進入run

 

立ち上がったところでsign03・・・・・・・多重クラッシュ発生sign03impact

一瞬で判断できたのは5台ほど大破しており3台くらいが煙の中でウヨウヨうごめいている状態。

数えきれないほどの部品の破片と動いているのか動けないのか分からないマシンを必死で避けながら危険区域を離脱でありますwobbly

 

当然ですが次のポストで「SC」(ペースカー)の指示がflair

追い越し禁止でのクルージングが5周続いて残りの5周を全開走行となりました。

この時点で自動的に5台抜き。

54号車トッチー号と175号車シティオート号も無傷で生還sun

 

万が一、54号車トッチー号が調子が良くて真ん中集団にいたら・・・・・新車が即廃車でありますimpact

 

不安と期待を覚えながらも2ヒート編に続く・・・・・

2019.04.24

86/BRZレース ラウンド2 富士スピードウェイ 予選編

 YMS走行会にご参加された皆さま、大変お疲れさまでしたsign03

大きなクラッシュもなく予定通り進める事ができました。

ご協力ありがとうございましたsign01

 

次回は10月。また日光サーキットでお会いしましょうcatface

 

そんなわけで走行会の二日後から突入しました86BRZレース富士スピードウェイのご報告でありますhappy01

今回も

54号車 トッチー号

53号車 沼尻

175号車 シティーオート号

の3台体制で参戦であります。

54号車はなんと86レーシング後期型の新車でありますshine

なので54号車はできるだけ慣らしの距離を稼ぐ為に富士まで自走で搬送。

 

今シーズンの86BRZレースは今まで通りの「プロフェッショナルシリーズ」

そして今回参加する「クラブマンシリーズ・エキスパートクラス」

「クラブマンシリーズ・オープンクラス」

にさらにクラス分けされたであります。

エキスパートクラスは38台エントリー。

すべてのクラスの合計は123台happy02とんでもない数flair

 

さらに決勝は2ヒート制を導入。予選の結果で1ヒート(10周)のグリッドが決まり、1ヒートの結果で2ヒート(10周)のグリッドが決まり、2ヒート目のフィニッシュで最終順位が決まる長丁場のレースに進化したでありますcatface

 

さらに予選15分間・決勝トータル20周を新品4本のタイヤのみで走り切らなければいけないとゆうお財布に優しいレギュレーション。catface(笑)

 

どうやって走るかの作戦は非常に大事でありますsun

メカニックM氏お得意の「0.5秒速くなる」タイヤのロゴマーキングも完了し、準備万端fuji

ちなみに3台ともブリヂストン・RE-12Dを選択。長丁場を考えると無難な選択であります。

 

そんなわけで予選スタートsign03

当然、後の事を考えると予選は1周で決めたいところ・・・・

 

53号車沼尻は3周目で2分8秒2で33番手。

これでも去年より3秒速くなったでありますが周りも去年より2秒くらい速くなってるので簡単に上には食い込めないでありますcrying

54号車トッチー号は残念ながらセッティングが当たらず8秒8で35番手。

175号車シティーオート号は・・・何かが合わず9秒9で37番手。

 

グリッド表では仲良くだんご3兄弟。(笑)

 

決勝は20周もあるから焦らず行きましょうrun

次回、決勝第1ヒート編であります。

 

以上、パメラ沼尻でしたchick

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