行田店のブログ
全日本学生ドリフト王座決定戦
2019.09.03
全日本学生ドリフト王座決定戦 決勝編
さぁいよいよ二日目決勝日
兄貴は朝っぱらからポールポジションで日光に到着。
意外と開始時間が早いので親父と兄貴でせっせと準備開始。
息子どもがドリフトばっかりやってると親父のレベルもこの7年で大幅にアップ
15インチのタイヤ組み換え2分で終了
今回タイヤの消費量がすごい数なのでホイールの本数が足らない為現地で手組みを実施。
「0.5秒タイムアップ」と言われるタイヤマーキングを施し見た目も完璧。ちなみにアドバンネオバ AD08Rを1アタックで1セット使いきる計算。
気になる1回戦の審査コーナーは・・・バックストレートエンド1回戦開始の10分前に発表(笑)
ちなみに「裏3発」の審査ではなくあくまで10コーナーの審査であります。
なにが言いたいかというと学ドリはハイパワー車から解体屋寸前の超絶マシンまで多種多様。
審査員は「その車の性能を120%使い切っているかどうか」を審査するのでバックストレートからサイド進入でももちろん良し。
1年間ここをターゲットに練習を繰り返していた潤なので願ったりかなったり
そんなわけでスタート。
ドリ天川崎社長「うわーはいぇー(速い)」との実況が終わるまでに裏三発が終了するほどの角度とスピードを披露し見事にまとめた潤。
トッチーセッティングによるブーストアップを施してからとんでもない白煙と、とんでもないタイヤの消費量をパフォーマンスに変える潤&MR2
外から見ていても通過した確信はありました。
2回戦に進めるのは50台中22台。
結果発表8位通過80点意外と得点が伸びなかった理由は?
審査員いわく「お前もっとできるよな。余裕がみえます。」との事。親父も兄貴も少し「確かに。」と感じたのは言うまでもない。
二回戦も同じ審査コーナー
「次はミラクル起こさないと上には上がれない」ベスト8に残るのは至難の業。でも優勝するために準備してきた。いざ勝負。
外周立ち上がりは完璧2発目も完璧3発目で届かない・・・・・?
なぜかいつも出来ていたはずの3発が繋がらない。これだと間違いなく通過はできない。
残りあと1本。
車のトラブルやなにかミスがなかったか必死に思い出す兄貴。でも思い当たる節はない・・・
ここまで来たら祈る事しかできない。
二本目。
何とか3発で形になったが10コーナーの角度が浅い。明らかに1回戦のパフォーマンスよりおとってしまった。
結果発表・・・・・・残念13位にて2回戦敗退
去年の結果が結果なので「MR2でのドリフト」の基準を自らあげてしまったとはいえそれを上回る完成度とパフォーマンスに全力で仕上げた。
しかし勝負とは厳しいもので去年悔しい思いをした選手達もまた全力で挑んできたのは痛いほどい感じた2日間でした。
「練習で出来た事が出来ないのが本番という環境」
「沼尻一家」として爪痕が残せたと感じた瞬間は、何人か上位陣
とは面識があるので挨拶しに行くとほとんどの選手が「沼尻対策」を考えていたという。
「追走で沼尻に当たったら100%勝てない」と上位陣に言わせる潤とMR2の速さはやはり圧倒的なものだったのだろう。
兄貴のS15シルビアNAドリフトから始まり弟のMR2ドリフトで沼尻家の7年に渡る学ドリ挑戦記は静かに幕を閉じました。
本当に今まで沢山の皆さまに支えられ一つの歴史を作ることができました。1年に1回しか開催されない学ドリだからこそ真剣に、そして全力で挑むことが出来ました。
人と同じじゃつまらない。普通じゃないからこそ得られる物があるはずだ。
長い間応援を頂き本当にありがとうございました。
YMS行田店 沼尻翼
2019.09.01
2019全日本学生ドリフト王座決定戦 予選編
行ってまいりました毎年恒例、雑誌ドリフト天国主催・全日本学生ドリフト王座決定戦
参加資格は文部科学省認定の学校に所属する学生であること。年齢24歳以下であること。
沼尻は当然社会人なので出られません
弟の潤が今年で学生生活が最後。つまり最後の学ドリであります
兄貴から始まり弟で終わる。
成るか全国制覇
全国から日光サーキットに集まった猛者たちは総勢117名。
2daysで行われ1日目に予選。ここで40名に絞られる。
2日目から1回戦から決勝トーナメントまでを行う。1年に一度の戦いが始まるであります。
今回で4度目の挑戦となる潤&MR2でありますが初日の予選でコケる可能性もゼロじゃない。
ホームストレート上で行われる学ドリ特有の予選方式「パイロン卍」と呼ばれるタイムではなくドリフトのフルブレーキからの空転維持・低速の車速維持・荷重移動などを審査されるパイロン4本のジムカーナ的審査。
実はこれが非常に難しく3速に入るくらいのスピードからパイロンにアプローチしなければならずリアを滑りやすくセットすれば・・・スピンに陥る。
かといってリアをグリップする方向にセットすれば車1台ちょっとの幅で設置してあるパイロンをドリフトでスラロームするのが難しくなってくる。
さらに今年は1コーナー側からストレートのど真ん中縦に並んでいる4本のパイロンをスラロームしろ。との事。
練習なしの1発本番のため、横に向けるタイミングとブレーキングポイントが全ての勝負を分けるであります。
学ドリ的な要素としてはホームストレートの壁にどれだけバンパーを近づけられるかが加点ポイントとなる。例年4、5台はそのまま壁に激突(笑)
「ミスしなければ勝てるレベル」まで徹底的にドライバーも車も仕上げて挑む最後の学ドリ。
いざ予選開始。
潤の場合、空転維持とパイロンに対する振りっ返しは正直学ドリの中ではトップレベルなので3速からの振り出しとブレーキングが成功と失敗の分かれ道。
ゼッケン17番なので1クラス目のスタート。
スタートラインはちょうど1コーナーと2コーナーの間。
他のマシンが1コーナー立ち上がってから一度まっすぐに車を戻しサイドブレーキ進入で行く中なんと潤は1コーナー立ち上がってから8000回転ブン回し振りっかえして繋げてしまった。
しかもスピンギリギリのケツ進入。(笑)
親父と兄貴の血の気が引いたのは言うまでもない。
2人が見ていた位置だと壁まっしぐらだったため車が無事に出てきた時は「やってやったぜ」といった心境。
そのあともミスなくパイロンを通過し完璧にこなして見せたであります
結果発表。100点満点中・・・・・110点(笑)
なんと2位で予選通過1位は118点。8点差はバンパーを壁に擦ったミラクルかそうでないかぐらいの差かな?(笑)
予定どうりの通過となりました。
本番は二日目。
いよいよコース審査が始まるのでミラクルを起こし続けないと上には残れない・・・。
準備はできてる。
速くお家に帰って速く寝よう
次回、決勝編に続く。