のだっちの部屋

2023.11.24

L型エンジン ピストン・コンロッド

こんにちは。のだっちです。

今月も後1週間。本日は日中は日差しがあり暖かかったですが、日が暮れると一気に肌寒くなりました。明日から急激に気温が下がるみたいです。予報だと最高気温が今日より10℃近く気温が下がるみたいです。気温の変化が激しい時期ですので、皆さん体調管理に気を付けて今年を乗り切りましょう!!

それでは、本日のブログの紹介です。
本日はYMS館林店勤務でしたので、YMS館林店から紹介いたします。
当社の「トッチー」より頼まれていましたL型エンジンの組付け準備をおこないました。
今回行った作業は、、、
①ピストン・コンロッド重量合わせ
②ピストン・コンロッド組付け
③ピストンリング合口測定・調整
まず、ピストンは社外品(亀有エンジンワークス製:82.5Φ鍛造)を使用するのですが、重量バランスは全てほぼ同じ重さでした。(少しだけ微調整する程度)問題は、純正コンロッド重量バランス。一番軽いコンロッドと一番重いコンロッドの重量差が約4グラムも違っていました。コンロッドで4グラム差は結構削ります。強度・バランスを考えながら、削っては重量測定・削っては重量測定の繰り返しで合わせました。ピストン・コンロッドの重量合わせ後は組付けとなります。組付けし慣れないエンジンなので、ここで一瞬戸惑い。。。。L型エンジンを組付け慣れている方は当たり前!?の事かもしれませんが、ピストンのフロントマークが統一?(何て言えばいいんだ???)されていません。ピストントップのリセス加工を見て1番シリンダーフロント側はエキゾーストバルブ・・・そのまま2番・3番も同じように組もうとすると、2番のフロントマークはインテークバルブ、、、ここで!!そうだ!このエンジン単カムだった!!と気づく。。。全部同じ方向でピストン組んでいたら、確実にピストンとバルブが当たってるんだろうなぁ~・・・・・危ない、危ない、、、
ピストン・コンロッドの組付け後は、各シリンダーごとのピストンリング合口調整。オイルリングは全て規定値内でしたので、ほぼ無加工。そしてこちらも問題。。。トップリング・セカンドリング共に激狭!な状態。メーカー推奨クリアランスは0.25㎜~0.40㎜以内と指定されていますが、つるしの状態だと0.15㎜のシクネスゲージがやっと入る程度。ダイヤモンドヤスリを使用して地道に削っては測定、削っては測定を繰り返し6気筒×トップ・セカンドリング全て調整しました。全て調整が終わる頃には指先が痛くなってしまった。でも、この作業がかなり大事。地道な作業ほどエンジンオーバーホールするのには大事な作業なので、時間掛けても妥協なく行わないと!!とりあえず、今回はここまで、、、この後、これまた未経験作業のシリンダートップのバルブ逃げ加工があります。シリンダーにバルブの逃げ加工なんて!!L型エンジンならではの作業なのかな???この作業はトッチーにお任せ!?したいと思いますが・・・

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