のだっちの部屋
2025年03月
2025.03.11
S15シルビア レア!?コンロッド
こんにちは。のだっちです。
寒暖差が激しく、しかも花粉が飛ぶ季節。花粉症なのか?風邪ひいてしまったのか?症状だけだと判断が難しい季節ですね・・・寒暖差による体調管理には十分気をつけましょう。
それでは、本日のブログの紹介です。
先日より紹介しております、S15シルビアのエンジンオーバーホール。全てエンジン分解が終わり、現在エンジン加工依頼待ちとなっております。点検しながらエンジン分解を行っておりましたが、内部が黒ずんでしまった原因は、バルブステムシールの劣化・ピストンリングの劣化が原因だと思われます。特にバルブステムシールに関しては、バルブスプリングを分解すると、バルブが「すとっん!!」って落ちちゃうぐらいシール効果が失われておりました。また、コンロッドメタルやメインメタルも、かなり減っている状態で、もう少し乗っていたらエンジンブロー(メタルブロー)に繋がっていた可能性があります。(画像参照)エンジンオーバーホールのタイミングとしては、ギリギリの所???だったかもしれません。
話しは変わり、今回紹介したい内容は、この分解しているSR20DETエンジンに、珍しい!?(レア!?)コンロッドが装着されておりました。このコンロッド、S15シルビアの最終後期のみ使用されているコンロッドで、年式で言うと2002年2月以降?のS15シルビアに使われているようです。シルビアは2002年までで生産終了されているので、ほんの数ヶ月間だけ使用されていたみたいです。もちろん!たかだか数ヶ月間だけの為にコンロッドを新たに開発する訳もなく、このコンロッドはXトレイルのSR20VETにも使用されております。現在、シルビアのコンロッドを新品で注文すると、全て!?このコンロッドになるっぽい???です。(注文した事ないので、間違っているかも・・・)このレア?コンロッドですが、小端部がハス切りされており、従来のSR20DETに使用されているコンロッドより約2グラムぐらい軽くなっております。(個体差はありますが)なので・・・実際に比べた事はないですが、S15シルビア(ターボ)車は、最終後期型が一番エンジンが軽く回っていた???なんて想像も出来ますね。
2025.03.07
SR20改 排気量アップ公認車検
こんにちは。のだっちです。
火曜日、、、本当に雪降りましたね。夕方の段階では「これは!かなり積もってしまうのでは・・・」と不安に思っていましたが、翌日朝方には雨に変わっており、道路に積もるまでいかなかった。ただ、、、また明日(土曜日)に雪予報が出てますが大丈夫かなぁ~???念の為、雪対策はしておきましょう!!
それでは、本日のブログの紹介です。
180SXの公認車検をおこないました。公認を取った内容は、①アッパーアーム変更②オートマからマニュアルミッション③ボアアップによる排気量アップ。以上おおまかに3ヵ所変更による公認車検。
①アッパーアームの変更に関しては、クスコ製やイケヤフォーミュラ製などは、強度検討書などが付いておりますので、その書類を提出すればほぼ問題なく構造変更可能です。②オートマからマニュアルミッション変更に関しては、変更している最中の画像や、プロペラシャフトなどの強度申請なども必要です。ただ、もともとその車種にマニュアルミッション設定のある車両で、そのミッションを使用するならば、必要書類などは整備書コピペでおおまか揃ってしまいます。③ボアアップによる排気量アップですが、こちらはエンジン組付け最中のストローク・ボアなどの測定画像が必要です。厳密にどこまで書類・画像を用意すればいいのか?まだ細かく判らなかったので、組付け最中の一通り画像に残して申請しました。車検証にも「2.16L」と記載されています。
これで、フル公認構造変更車両となります。因みに、公認車検は管轄の陸運局で行う為、遠方にお住まいの方の公認車検は当社では受けれませんので、予めご了承下さい。。。。(出来ても、、、埼玉県内・群馬県内・栃木県内ぐらいかな???)また、排気量アップの公認車検に関しても、エンジン内部の内容も必要となりますので、当社でエンジン組付けされる方のみしかお受けできません。
2025.03.04
S15 エンジン分解②
こんにちは。のだっちです。
雪予報!!当たっちゃいましたね。かなり本降りで少しづつ積もり始めてしまっています。スタッドレスタイヤ装着されていない方は、車の運転は控えましょう・・・また、明日の朝は恐らく・・・路面凍結の恐れもありますので、明日出勤・子供の送迎・通学など、どうしても車に乗らなくてはいけない場合は、余裕を持った行動で十分気を付けて運転して下さい。
それでは、本日のブログの紹介です。
引き続き、S15シルビアのエンジンオーバーホールの為の分解を行ていきます。
エンジン外観は、かなり綺麗な状態でしたが、、、タペットカバーを外してみると、、、やはり走行距離数に応じた汚れ方をしています。ここまでエンジン内部が真っ黒になっていると言う事は!?セルモーター始動時の軽さの事もありますので、やはり圧縮抜けしているのかな???排気ガスがエンジンオイルに交じり、オイルを汚してしまっている可能性が出てきました。部品にトラブルが出ていないか、各部確認しながら分解していきます。
2025.03.02
S15シルビア エンジン分解
こんにちは。のだっちです。
明日の夜から火曜日にかけて、関東地方で雪予報が出てます。現在の予報では平野部でも、うっすら雪が積もる?ようですが、本日・・・腕まくりして仕事をするほど暖かい一日でした。本当に、、、雪、、、降るんでしょうかねぇ~???雪の準備だけはしておこうかな!?
それでは、本日のブログの紹介です。
先日紹介しましたS15シルビアのエンジンオーバーホール。車両からエンジンが降りましたので、エンジン加工に出す為、部品の点検を行いながら分解していきます。
今回のこのエンジン、約20年経過し走行距離も27万Kmオーバーですが、年式・距離数の割には汚れも少なく綺麗なエンジンです。綺麗な状態を保っていたからこそ、トラブルを抱えてそうな所が目立っておりました。
1つ目は、スロットルボディーよりクーラント漏れを起こしておりました。アイドリング時では漏れ確認は出来なかったのですが、クーラントが漏れた形跡だけ残っている状況でした。恐らく、熱・圧力が加わった時に「ジンわり」漏れてくるのだと思います。
2つ目、SR20エンジン特有のフロントカバー(オイルポンプ部)よりオイル漏れ。こちらは、年数・距離を乗ると、どうしても「ジンわり」漏れてきてしまう部分です。構造上、フロントカバー液体ガスケット付着部分の幅が少ないので経年劣化でオイル漏れを起こしてしまいます。日産でもこの部分の対策!?をしていた形跡として、自分の記憶が定かではないですが、S15後期からこの部分の液体ガスケットが変更されていたような・・・!?もっと前からだったかなぁ~???
そして3つ目、こちらも経年劣化によるものですが、リアクランクカバーオイルシールよりオイル漏れを起こしておりました。こちらは、ミッションを降ろしてフライホイールを外さないと判らない場所です。交換に関してはオーバーホール通常メニュー内となります。
今後、エンジン内部を分解していきますが、エンジン始動時セルモーターの回り方が「気持ち軽い!?」感じがしたので、ピストンリングの状態・バルブ、バルブガイドの状態など確認しながら分解していく予定です。
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