トッチーのチューニング日記
2023.02.12
86 ZN6 カムタイミング学習不可
最近86/BRZはターボやスーパーチャージャーなどのチューニングが
少なくなりました。
NAのままでサーキットを楽しむ方が多いような気がします。
足回りや排気系のチューンで十分サーキットを楽しむ事ができるし
色々と壊れるリスクも少ないですからね。
そんなライトなチューニングでもECUの書き換えする価値は十分あります。
スピードリミッターはもちろんですがレブリミッターが7450回転で作動し
一気にスロットルを閉じてしまうので若干アップしたいところです。
(アクセルを戻さずシフトアップする方は危険ですけど)
また、チェックランプ対策や点火系、カムタイミング系のデータ変更が効果
ありますね。
そこで本題ですがデータを書き換えするとECUはリセットされてエンジン始動後
カムセンサーが0点位置を学習してカムタイミングが作動する仕組みです。
この学習が実走行しないと学習してくれない車両があるんですね。
だからダイナパックにセットして書き換えして学習してくれないと・・・
「うわ~ダイナパック外してくれ」って事になります。
今回もそんな状況でした。後期では初めての車両だったかな。
その原因ははっきりしてないけど走行距離が多い車両のようです。
カム学習させるにはエンジンブレーキ状態をつくる必要がある感じですね。
ダイナパック上でエンジンブレーキ状態をつくる事が難しいですが車両によっては
学習ができた事もありました。
予測ですが走行距離が多くなると若干タイミングチェーンが伸びバルタイが遅れ
0点位置が出ないんじゃないかな?そこでエンジンブレーキでタイミングチェーンを
逆方向に引っ張る事で0点学習するのだと思います。
ほとんどの車両は数百メートル走るだけで学習します。でもこの車両は10万km
オーバーしてまして、数キロ走らないと学習しませんでした。
VVTI が作動しないとチョー遅いです。
セッティング泣かせの車両でしたが、ほとんど実走行セッティングで最終的に
パワーチェックして終了になりました。