トッチーのチューニング日記

2023.03.12

SR20エンジン可変バルタイ

 今日はS14リセッティングでしたけどNVCSの作動確認も

お願いされたので、可変スイッチのカプラを抜き差しして
トルクカーブ、パワーカーブの確認しました。
SR20エンジンはS13系には可変バルタイがなくS14からNVCSが
付きました。SR20DETのターボはインテークのカムがON、OFFで
切り替わります。アイドリング時はOFFで1050回転でONになり
20度進み5700回転でOFFになります。ちなみにNAの場合はONは
同じですがOFF回転が8000になっています。(オーテックは若干
ON、OFFの回転が違います)
このNVCS(可変バルタイ)のおかげで低速トルクが増し高回転までパワー
が付いてくるわけです。
セッティングではON、OFFの回転を変更したりします。ノーマルカムでは
ほとんど変更しませんが、Hiカムにした場合やヘットガスケットの厚みや
ヘット面研の量などでバルタイが若干ずれてた場合などノーマルカムでも変更
する場合がありますね。これは実走行ではわかりません。パワーカーブを
確認しながら切り替わりの谷を無くしていきます。
ちなみにT社のポンカムはOFF回転が5500回転位にH社のポンカムは
5900回転位になる場合が多いです。
また、どぎついカム270以上になるとONが1050回転ではギクシャク
して乗りずらいので2000回転前後にすると乗りやすくなります。
旧式の可変システムですが有効に利用する事により街乗りからサーキット
まで気持ちよく乗れるエンジンになりますよ

下のグラフは可変スイッチを抜いた場合のグラフと通常と比べてみました。
街乗りで体感できるレべルで変わってきます