行田店のブログ
2021.10.07
ステージア エンジン交換
13日(水)のYMS走行会in日光サーキットは満員御礼でありがとうございます
当日、参加される皆様はよろしくお願いします。
今日の時点で降水確率70%当日は晴れる事を願います
そんなわけで本日のバトーな作業のご紹介は
ステージア RB25 のエンジン交換であります
エンジンブローしてしまったとの事で中古エンジンに交換であります。
ミッション降ろしからスタートですがこの車はオートマであります。
マニュアルミッションに比べてオートマミッションはすこぶる重たい
沼尻の怪力を駆使しても一人では持ち上がりません。
ATFの配管がラジエーターまで伸びていたりとオートマの作業性はあまり良くないであります
ドライブプレートがこんにちは
新鮮であります
スカイラインから比べるとスペースがあって作業はしやすかったであります
ここからは清掃と補器類移植であります
次回は移植編であります
以上、タチコマ沼尻でした
2021.10.01
エース笠原のN1レース奮闘記第三戦②
お待たせしました。続いて決勝編であります
スターティンググリッドは
PP 78号車 エース笠原
2番手 56号車 焼き鳥帝王 廣田選手
3番手 6号車 レジェンド 荒木選手
4番手 86号車 小さな巨人 下平選手
5番手 優良運送屋さん 篠崎選手
6番手 減量成功後、若干のリバウンド 篠崎選手
車両保管が解除になり決勝に備えての整備と最終チェックを全車行いました
過去に一度でもトラブルが出た部分は入念にチェックを行いました。
前回のモテギもそうでしたがエース笠原が調子がいい時はブレーキパッドの熱による変色が見られます。
調子悪いと変色が薄いので今回は・・・・調子いい(笑)
今回はP-FR・AE86・ヴィッツが混走になりますのでヴィッツのポールが15秒なので恐らく10周ぐらいで絡む想定。
決勝コースイン前のエース笠原。今回もスタンディングスタートとの事で不安いっぱい(笑)
15分前から乗り込んでずーっとサイドブレーキとクラッチとアクセルをごちゃごちゃ触ってる(笑)本人いわく「イメトレ」だそうです。
今回もアドバイスは一応しておきましたが・・・
グリッドに付きました。前にはP-FRが2台。恐らく先に行ってしまうので問題は当然後ろの方々
元気よくブラックアウトにてスタート
あいつもより1.2倍くらい(ほんの少し)上手くいった
初めて? 1コーナーまでにポジションを死守
後ろの様子は・・・・
混戦(笑)
毎度おなじみの光景
1ヘアではイン側に56号車廣田選手がノーズを入れてる
前はPーFRに詰まり気味
なんとかポジションキープで2ヘアへ
なんと2ヘアでP-FRのイン側が空いた
少し躊躇するも2ヘアでオーバーテイク
廣田選手もビタビタでくっついております。
これはエース笠原がP-FRを抜くとなるとエース笠原と廣田選手の間にP-FRが入るという事。となるとP-FRのペースが上がらない場合、エース笠原に逃げられてしまうのでこのタイミングで廣田選手もP-FRを確実に抜く必要があります。
なので必要以上にエース笠原にくっついてPーFRを間に入れさせない戦略です。
狙いどうりさすが歴戦の強者。バックストレートでサイドバイサイドに成功。最終コーナーで見事にオーバーテイクしました。
これでエース笠原の絶対的なアドバンテージはなくなり勝負は振り出しに。
ここからはスピード勝負。
ベストラップではエース笠原のほうが0.4秒速いので2台分くらいの差で10周ほど経過。
面白いのがダンロップコーナーではエース笠原のほうが速いのに他の区間では廣田選手のほうが速い・・・・
ここでバックマーカーが出現(周回遅れ)
1ヘア手前でヴィッツとご対面
あぶなーい(笑)
意思の疎通がうまく行かずヴィッツと同じ方向へ見る人がみればこのステアリングを切る量を見てもらえばどれだけ緊急回避したのかが見て取れると思います
1ヘアでいつも廣田選手のメカニックの方と一緒に見てますが
〇さん「笠原さんウネウネしてたよ(笑)」
だそうです。
この「ウネウネ」で廣田選手との距離が1台分まで詰まってきた。
さらに最終コーナーでもう一台のヴィッツとバッティング
もう一回「ウネウネ笠原」をかますとマジでヤバい・・・
ギリギリでロスなくオーバーテイクに成功・・・・でも廣田選手もロス無く通過。
1台分の距離は変わらず残り二周。
油断できない展開が続く・・・。ここまで廣田選手を警戒するのは訳があってマシンのスペックで言うと78号車エース笠原のほうが上。しかしバトルになると圧倒的に56号車 廣田選手のほうが上。射程圏内に入られるとたぶんエース笠原が抑えきれない。富士スピードウェイで鍛えた「バトルの引き出し」を廣田選手は沢山持っています。
つまり1台分のアドバンテージでギリギリなんです。
だがしかしここで予想外の伏兵が登場。
なんといつもぶっちぎりのP-FRの青いS13がエンジンブローでスローダウン
まさかの最終コーナーでバッティング
エース笠原はクリップに到達前にオーバーテイク成功
なんと廣田選手がクリップで絡んでしまい1台分のベストラインのロス
これが決定打になり+1台分のアドバンテージに
なんとこのアドバンテージを守り切って見事フィニッシュ
思わずガッツポーズ
あの56号車 廣田選手を抑えての優勝であります。
入賞後、車検場で待機していた沼尻に「いぇーーい」と嬉しさ爆発で帰ってきた笠原さんを初めて見ました。
6年越しの初優勝笠原さん自身も人生で初めての「優勝」という経験だそうです。
トラブルに悩んでタイムに悩んでスタートに悩んで・・・・・チャレンジの連続がやっと実を結んだ瞬間でした。
おめでとうございます
沼尻自身も自分が走らずに人のサポートに徹するという難しさを笠原さんに教えてもらいました。
栃本社長からサポートを受けて参戦させて頂いているレースの経験が実を結んだ瞬間でもありました。
レースは本当に難しく、厳しい世界です。だからこそやりがいがあります。
今後ともエース笠原の応援をよろしくお願いします。
優勝 78号車 エース笠原 初ポールトゥウィン
第二位 56号車 焼き鳥帝王 廣田選手 やられたぜー
第三位 86号車 小さな巨人 下平選手 全戦優勝ならず
第四位 6号車 レジェンド 荒木選手 奇跡は起こせず
第五位 76号車 優良運送屋さん 篠崎選手 楽しかった
次回は11月に最終戦筑波エース笠原のシリーズチャンピオンの可能性はまだあります。
最後の大一番であります。
お楽しみに
2021.09.22
エース笠原のN1レース奮闘記第三戦①
お久しぶりです
いろいろと立て込んでおりましてご無沙汰の更新となります事をご容赦ください。
本日は大人気企画エース笠原のAE86 N1レース第3戦 筑波のご報告であります
エントリーはいつもの面々と前戦、大人の事情で欠場だった56号車 焼き鳥帝王 廣田選手が参戦。
廣田選手「今回は奮発してタイヤ新品だぞ」とやる気満々であります。
いつもどうり朝一番の車検をこなし、沼尻は同チームのマシンの最終チェックへ。
あさ8時30分からの予選開始であります。
このレースの場合は車両保管場所に並んだ順番でコースインします。
このピットロードに並んでる時間が一番緊張します。
そんなこんなで予選開始
76号車 優良運送屋さん 篠崎選手以外はA050 GSコンパウンドを使用。篠崎選手はMコンパウンドを使用。
天気は快晴。気温27℃ 路面温度40℃とこの時期にしては好条件。
ですがこの温度だとタイヤエアの設定が少し悩みどころ・・・
我らがエース笠原はいつも以上のメンテナンスをしてこの本番を迎えております。
2周、クリアラップの為にスロー走行して3周目にアタック
ホームストレートで見ている限りエンジンは回っているしホームストレートもたぶん一番伸びてる・・・
気になるタイムは・・・1′07″910でポールポジション獲得
78号車 エース笠原以外は15分間のフルアタックの模様
エース笠原がとりあえず一度ピットに帰還。
温感のタイヤエア圧はとりあえず計算どうり。過去のデータが役に立ちました。
エース「2番手と何秒差」
沼「コンマ4秒差だから大丈夫ですね」
エース「もう一回アタックしたほうがいいかな」
沼「他の人はタイム上がってないから大丈夫です」
エース「でもまだ時間あるよ」
沼「大丈夫ですからとりあえずエンジン切って」
エース笠原が興奮状態の為言う事聞いてくれません(笑)
実はこの「ベストタイムの決定」が駆け引きの一つであります。
タイムが伸びる可能性はありますが決勝のアドバンテージを取りたければ1アタックでタイヤを温存するべき。
ですが時間が余ってる状態で他車がアタックを続けているということはポールを奪われる可能性があるという事。
そこの見極めが「賭け」になります。
「これ以上他車がタイムが伸びない」に賭けてエース笠原を強制ストップにしました。
これでポールを奪われたら沼尻のミス・・・・
15分間の予選が終了し我らがエース笠原のPPが確定
予選結果
PP 78号車 エース笠原 1′07″910 ここまでは予定どうり
2番手 56号車 焼き鳥帝王 廣田選手 1′08″376 やっぱり新品タイヤは調子がいいらしい
3番手 6号車 レジェンド 荒木選手 1′08″742 安定感抜群
4番手 86号車 小さな巨人 下平選手 1′09″169 珍しく不調だそうです。
5番手 76号車 優良運送屋さん 篠崎選手 1′09″823 アンダーステア
6番手 26号車 減量成功後、若干のリバウンド 新関選手 1′11″100 クールスーツつければ良かった
決勝はお昼前。今度こそエース笠原ポールトゥウィンなるか
次回、緊張の決勝編であります